矯正歯科とは、不自然になっている歯のかみ合わせ(咬合)を外部から整え、健全なかみ合わせにすることで心身共に健全な状態にすることを目的としています。 一般的に子供のうちに受けるものと思われてますが、大人の方でも受けることは可能です。
矯正することのメリット
矯正し、歯並びを正常な形にすることによるメリットは数多くあります。見た目がきれいになることも有りますが、正常な咀嚼が可能になることから精神面、肉体面で健康が安定するようになり虫歯や歯周病になりにくい体質になり、より健康的な生活を送れるようになります。
矯正治療の流れ
- 初診診断
問診や指針をしながら診察します。矯正治療を始める場合には、精密検査を行います。
- 精密検査
- 歯の写真
- 顔の写真
- 歯のレントゲン写真
- 頭部のレントゲン写真
- 歯列の模型
等の、治療計画に必要な資料を取ります。症状により顎関節のレントゲン写真や顎連動の検査もします。
- 矯正診断
精密検査の結果を元に、不正咬合の診断と治療計画・治療方法並びに治療期間、矯正料金に付いての説明があります。
- 治療開始
矯正治療は、動的治療と静的治療(保定)の2段階に分かれています。
- 治療計画に従い、色々な矯正装置を使って歯を動かし、段階的に治療を進めます。
- 上下の歯が計画的に動いて、次第に正常なかみ合わせになると、最終段階で仕上げの治療をします。
- 動的治療が完了すると矯正装置を外し、静的治療(保定)に入ります。
- 動かした歯を支えて保護するために保定装置を使います。その期間は通常では2~3年ですが場合によっては成長が終了するまで必要になることがあります。
- 動かされた歯が完全に保定されると、静的治療も終わります。その後は、定期検診として年に1,2度の通院を必要とします。
(1)矯正相談料 |
無料 |
(2)検査料・診断料 |
33,000円 |
(3)基本施術・装置料 |
全顎矯正基本料金 |
660,000円 |
早期矯正基本料金 ※永久歯が生えそろう前の矯正料金です |
220,000円 |
継続矯正基本料金 ※早期矯正後に行う永久歯列の矯正治療です |
330,000円 |
部分矯正基本料金 |
110,000円~ |
舌側矯正基本料金 |
880,000円 |
インビザライン矯正基本料金 |
880,000円 |
(4)追加装置料 ※装置が何種類か必要な場合、1装置につき |
55,000円 |
(5)矯正用マイクロインプラント(1本) |
22,000円 |
(6)治療期間を通じて毎回 |
調節料 |
5,500円 |
- ※お支払にはクレジットカード、デンタルローンがご利用いただけます。
- ※表記の金額は税込金額です。
デンタルローンについて詳しくはこちらをご覧ください。http://www.smileline.jp/
- 矯正治療に年齢制限は有りますか?
- 基本的にはありません。歯を支えている組織(歯周組織)が健康であれば何歳からでも治療可能です。しかし、成長期で有ればその成長を利用した治療ができますから、少しでも若い方が矯正治療には有利と言えるかもしれません。
- 治療期間と治療費は?
- 症状によって、または治療内容によって期間や費用は異なります。すべて永久歯だった場合は歯を動かすのに通常一月に一回の通院で二年~二年半ぐらいかかります。矯正治療は一般的には保険が適用されません。当医院の詳しい治療費に付いてはこちらをご覧ください。
一部の先天的な病気や、手術を必要とする顎変形症(骨格性の受け口)の矯正治療には保険が適用されます。
- 歯を抜くのでしょうか?
- 必ず歯を抜くと言うことはありません。検査によって顎の大きさや歯の大きさ、すべての歯を並べるためにどれくらいスペースが足りないかと言うことを検討した上でどうしても抜歯が必要と判断した際に歯を抜くことになります。
- 痛みはありますか?
- 痛みと言うよりは違和感の方が強いようです。お口の中は敏感です。例えばお口のなかに髪の毛が一本入っただけでも変な感じがしますから矯正装置が入れば・・・・・・。
しかし、違和感や歯が動く時に起こる歯の浮いたような感じは通常2~3日で慣れますので安心してください。
- 歯磨きはどうするのでしょうか?
- お口の中に装置が入るとどうしてもその周りは汚れやすくなります。虫歯の原因となりますからしっかり歯磨きをしなければいけません。歯磨きの方法は当院歯科衛生士が詳しく説明、指導してくれます。
- 矯正治療を受けようと思ったら?
- かかりつけの歯医者さんが居ればまず相談してください。もしかかりつけの先生が居なければ当院とはじめとした矯正歯科の診療科目をもっている歯医者さんで受診してみるのも一つの方法です。
ワイヤーを使用しない、見えない矯正
インビザライン(写真)は1997年、アメリカのアライン社により開発された矯正装置で、現在、米国、カナダの矯正医の約7割がこのシステムを用いて治療をおこなっております。現在では、世界中の歯科医療機関で取り入れられており2006年の段階で、受診者は38万人にのぼり年々増加を続けております。日本では、2006年2月より正規導入がスタートいたしました。
従来のブラケット、ワイヤーを使用する矯正装置と違い、装着していても外見上ほとんどわかりません(写真:装着例)。特に自分で脱着できる事が大きな特徴であり、食事も歯磨きもいつもどうりできる。従来の矯正装置がネックとなって治療に踏み切れなかった患者さんにとっては朗報といえるでしょう。